僕の記念日は覚悟を決めた、【砂漠、爆発記念日！】
数々の規制でいいライブハウスが年々減っているんです。音楽に触れる機会がなくなっているんです。もう一度、港町横浜に音楽を取り戻したい。そしてこの横浜から世界に素晴らしい音楽と人を送り出し、逆に世界の素晴らしい音楽と人を呼び込みたい。7thのコーディネーターでもあり、自身もバンドとして活躍する盛人さんに記念日取材してきました！
ー早速ですが、盛人さんの記念日教えてくださいー
砂漠、爆発記念日です！
砂漠、爆発って、僕達のバンド名なんです。元々、関東でも最古のライブハウス7th で働いていた5人が、「ちょっと楽器やってみる？」て休憩時間にセッションしてみたのが結成のきっかけ。そこからなんかこれはいけるぞ。と思って、他の出演者の方の邪魔にならない時間にライブをやらせて頂いて、気づけばCDをリリースし、2014年2月には朝日新聞でも取り上げて頂きました。
ーそれはすごい！今はインディーズということなんですが、やはりメジャーデビューを目指していくんですか？ー
いや、目指さないです。僕、もともと砂漠、爆発としてライブのお誘いやイベントのお誘いがあっても、「ほかにもっと相応しいバンド知ってるから紹介するよ」って断っていたんです。前に出たいっていうのが目的じゃないんですよ。
ーえ？！じゃあ砂漠、爆発はどこを目指しているんですか？大事な記念日なんですよね？ー
砂漠、爆発は、新たな音楽業界の土台を作るための手段なんです。日本て島国でしょう？「伝統を守っていく」といういい面もあるけども、惜しいなといつも思うのが、外と交流を図らないから、せっかくいい素質があってもどんどん世界から置いてかれてしまう。音楽もニーズも時代時代にあわせて変化していくんです。
だから、僕にとっての大事な記念日は、砂漠、爆発を結成した日なんです。
ーなるほど・・でもどうして土台作りのためにご自身のバンドが必要なんですか？ー
はい、僕の口癖は「とりあえず、やっちゃおうよ」。方法論ってあまり意味がない。机上の空論で形にならないんです。それならば、理屈を言うんではなく、僕自身がバンドとして いい音楽を作ってCDをリリースし、積極的に様々なイベントを仕掛け、そして世界にも出ていき流通の見本、ひとつの仕組みを作る。そのために砂漠、爆発が必要だったんです。
ーううん、深い・・。世界に向けてすでに何か動き出しているんでしょうかー
はい、実は去年、約一ヶ月タイとインドに行って、僕らを含め日本の音楽を紹介するのと同時に7thのライブ出演をお願いし、パイプを作ってきました。まだ公にはできませんがフィリピン、タイ、インド、アメリカなどのバンドやコーディネーター、レーベルといくつか企画を進めています。それから、日本在住で音楽デビューしたい外国人バンドの為のレーベルも立ち上げました。海外のバンドも積極的に呼んでいますよ
ー凄い行動力とスピード！今は、7thのコーディネーターとしても活躍されていますが例えば、今後独立されたり新たな活躍の場を作っていくのでしょうか？ー
いえ、そこは今は考えていません。7thの椙江社長は日本のライブハウス界のスティーブジョブス的存在。若手の登竜門として全国でも類を見ない場所に育てた凄い方なんです。
先日30周年を迎えましたが、素直にお祝いの気持ちもありつつ、正直なこと言うと恐怖を感じました。だって、これからは僕達の時代です。新たな7thを僕達の手で作らなければ廃れてしまうんです。だから砂漠、爆発の活動もつながってくるんですよね。
ー7th第二章はずばり、どんなことを目指しているんでしょうか？！ー
はい、椙江社長が国内での圧倒的な場所を作ってくれたので、第二章は海外と若手の育成です。7thて、港町横浜にありますけどこれも何か意味があると思うんですよね。横浜は開港都市ですけど、音楽の開港都市としても広めたい。せっかく日本一のライブハウスがあるんですから、海外に出たい若手のアーティストの登竜門であり、そして日本で活躍したい海外のアーティストの登竜門の場にしたい。異業種とのコラボなんかも積極的に行って音楽の可能性も広げていけたら面白いな。これ、語りだすと止まらなくなりますけどいいですか？（笑）
ーいや、これはまた別で取材しましょう（笑）もはやシリーズ化もありかもしれないですね。MADE in YOKOHAMA！行き着く先は、なんだか一種のYOKOHAMAブランドになりそうですねー
そうですね、実際 高校生などのこれからの未来を担う若者のイベントも手がけたりしているので、YOKOHAMAブランドみたいになったら面白いですね 頑張らなきゃ！
ーとにかく中西さんはアイデアが出るスピードも動きも早くてパワフルですが、アイデアってどんな場で生まれることが多いですか？ー
常に考えながら動いているんで色々ありますけど、結構仲間とごはん食べてる時とかに思いついたりする（笑）
ーだいぶ 男臭い（笑）食事風景ですけど、こちらのレストランにはよく行くんですか？ー
はい、僕達がしょっちゅう行く、横浜関内にあるDELHI Diningというカレー屋です。特にお昼はカレーもナンも食べ放題で大満足。こう見えて僕お酒を一滴も飲まないのでこういった健全な場で（笑）いいアイデアが生まれたりしますね！
ー食べればアイデアが生まれる？！お気に入りのお店のご紹介まで頂きありがとうございました！長時間になりましたが、盛人さんにとって、記念日とはなんでしょう？ー
ん～僕にとっての記念日は、お祝いとかもあるけど、覚悟を決めた日、そして覚悟を見直す日かもしれないですね。今までずっと黒子を好んでいた僕は、今は砂漠、爆発の大事なメンバーとそして関わってくれる方たちと、積極的に前に出ています。それは新たな横浜と世界を結ぶ音楽業界の土台を作る使命があるから。だから僕にとっても記念日って覚悟の日って気がします。
ー覚悟・・新しい視点ですね。盛人さん、最後に何か伝えたいことありますか？ー
そうですね、語りだしたらキリがなくてすみません（笑）音楽の話たくさんしたから、最後に僕の想いをひとつ伝えます。僕ひとりの力ってしれていて、やりたいことを成し遂げるにはバンドのメンバーも7thのスタッフもそして外部にも数え切れないほどの数の方たちの協力が必要で、常に支えられているんです。だから、いつかその方たちにビジネスで還元したい。今はまだまだ十分なことが出来ていないけども、だからこそ机上の空論を唱える前にとにかく動くんです。動いて動いて動いて形にしていく。だから、僕と関わってくれるすべての方に感謝をしています。ぜひ今後の動きに期待をしてください！
【盛人さんオススメのお店】
DELHI Dining
http://s.tabelog.com/kanagawa/A1401/A140104/14045727/
【砂漠、爆発】
【砂漠、爆発出演！８月９日赤レンガイベント】
OTOMINATO2015
【7th Avenue】
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